「へえっぶしょーーーーいッ!」
「うわ汚。花粉症ですか?」
「汚いとか言うなっつうに。そうですよー花粉症ですよ」
盛大なくしゃみを爆発させた神楽は、グズグズと情けなく鼻を啜った。
風邪をひいたような赤い顔に、涙目、鼻水。それは正しく花粉症の典型的症状だった。
苛立ちに足を踏み鳴らす。
「もう、鼻かみ過ぎて鼻の下が痛い・・・!さっさと修行行きましょー。海行きたいなあ、海」
「・・・お前が自分から進んで修行に行きたがる理由がわからん」
何故、と視線で胡散臭そうに見下ろすピッコロ。
日頃の行いの悪さが身に沁みた。
「だって、そら勿論」
真顔でひとつ、神楽は鼻をかんで。



やっぱりいつも通りに殴られた。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送